聴こえぬラジオにものを言い

とある田舎の大学生が、ときには社会学徒として、ときには新聞記者として、またあるときにはラジオの人として語りおろします。

2017-01-01から1年間の記事一覧

プロローグ~耳をすませば~

「こちらは、○○放送です」 2年前の僕は、この合図とともに起床していた。 午前5時、受験生の僕の朝は、このラジオの声から始まった。 目覚めからの1時間、布団に入りながら、その日のニュースを耳で聞く。 6時の時報とともに、僕は身体をむくりとおこし、居…